昼、伸びをする勾玉。
「カワサキオンラインショップ 」で注文したKLX250のパーツが届く。
電車でリハビリ。
天気は良くなかったが少しずつ行動範囲を広げるため、かねてから気になっていた「武蔵国分寺跡」に向かう。
三日前のリハビリ中に起きたみぞおちの痙攣が気にはなったが電車に乗り込む。各駅停車の快速なのでいつでも降りて引き返せる上に、目指すJR西国分寺駅は昔住んでた寮の近隣という気楽さもあった。
JR西国分寺駅に降り立つ。
駅前はそれほど変わってない気がした。ここで佐竹氏に車で拾ってもらったのは覚えているが何年前だっただろう?
グーグル先生のナビに従って歩くと「東山道武蔵路遺構再生展示施設」を見つける。
東山道から武蔵国府へ南北に結ぶ枝道の一つらしい。「畿内七道」くらいしか浮かんでこない浅学っぷりが悲しい。
かつてこの道を人々が往来していたことを想像しながら遺構を眺める。人々が踏み固めてきた歴史の厚みを感じる。
「武蔵国分寺公園」内を歩く。
公園内にある「武蔵の池」がいい。
「フジの回廊」を潜りながら歩く。
「中央鉄道学園記念碑」に辿り着く。鉄道にゆかりのある土地とは知らなかった。
かつて何度となくバイクで通った都道145号「多喜窪通り」を渡る。
「だだっ広い緑地が両脇にあるなあ」
寮に住んでた当時はそんなくらいにしか思ってなかったが、今ではすっかり綺麗に整備された公園になってた。
「武蔵国分寺公園」の南側を歩く。北側とは違う雰囲気がいい。
「西元・南西口」から出て緩い下り坂を進む。
途中に寄り道したい箇所があったが、体調も考えて今回は先を急いでゆっくり歩く。
通る人を選ぶ細道。
坂道を下りきった突き当り、今回の目的地「武蔵国分寺跡」に到着。
中に入ると一段高くなった跡地が目に入る。
平成25、26年度には講堂跡の基壇を復元し、そこに建物の跡を平面表示しました。基壇とは、周囲より一段高く盛られた建物の土台のことですが、側面は瓦で装飾されていたことが分かっています
武蔵国分寺跡 附東山道武蔵路跡 | 府中・国分寺散策コース | 東京都文化財めぐり
日本には仏教建築とともに伝わり,粘土と砂を交互に少しずつ盛って突き固める方法(〈はがねをいれる〉という)で築いている
基壇とは – コトバンク
一段高くなった跡地は「基壇」というらしい。飛鳥時代に仏教建築とともに伝わってきた技法のようだ。
基壇の横にそびえる、ガジュマルを彷彿させる木々を眺める。
この基壇は「講堂跡」だった。
三毛猫を発見。
近づいても逃げなかったので人に慣れているのだろう。訪れる人達を出迎えているのかもしれない。
「講堂跡」からの通路を歩く。
その先に見える基壇に向かう。
こちらの基壇は「金堂跡」。
体調の兼ね合いもあってゆっくりと読む時間が無かったが、改めて解説を読むと本尊の安置場所が明示されていたことを知る。これで再訪する理由ができた(実はもっと大きな再訪理由がある)。
「講堂跡」「金堂跡」の脇にある「鐘楼跡」。
鳴り響いた鐘の音を想像する。
「講堂跡」「金堂跡」の脇にある「経蔵・西僧坊」。
跡地は墓地内なので見学はご遠慮下さいとのことだった。
「金堂跡」から少し離れたところにある跡地。
こちらは「中門跡」。
解説を読んでも分からない単語が満載だが、それでも何かワクワクする。
グーグル・マップにあった「南門跡」に向かったが、標識や解説なども無かったので引き返す。
「講堂跡」に猫が増えてた。
こちらの猫たちも物怖じせず人慣れしていた。
「武蔵国分寺跡」を後にして駅に向かう途中、ソフトクリームを購入。
残念ながら興ざめのパック式で、しかもセルフだった。それでもまた一つ課題をこなせた達成感を味わう。
帰宅してから「七重塔」を巡るのを忘れていたことに気づく。しかも後継寺院の「武蔵国分寺」が跡地の近くにあることも知る。再び訪れる理由ができたとしよう。
【教訓】下調べは大切。
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