倉庫で荷物を片付けていたら、押入れのダンボールからガサゴソと音がする。そこにいたのは二匹の子猫たち。どうやら生後間もないようで、片手に乗るほど小さくて目も開いていない。倉庫の外に出すわけにもいかず、母猫が引っ越してくれることを祈りつつ押入れに戻しておく。
――それが先週28日、木曜の出来事。
そして今日、まだ子猫たちはダンボールの中にいたが、残念なことに灰色の子猫は息をしていない。このまま放っておくわけにいかず、死んだ子猫を倉庫脇に埋めて茶色の子猫を事務所に運ぶ。
実は去年も二度、事務所の作業場で野良猫が子猫を産んでいる。その時はどうにか里親を見つけることができたが、さすがに今回は見つかりそうもない。そんなわけで、なし崩しのうちに自分が引き取ることに。
とはいえ、まだ自力で排泄もできない子猫を育てるのはどう考えても厳しい。そこでしばらくの間、去年の里親探しの際に母猫代わりを演じてくれたオス猫がいるお宅に預かってもらう。
様々な不安と現実に頭を抱えてしまうが、すやすや眠る子猫を眺めると頬が緩む。自分の生活すらままならないのに、、、
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