2005 東北・療養ツーリング(3)―薄場皮膚科医院の思い出―

9:00、疲れの抜けきらない体に鞭を打ち出発。
とりあえず、本八戸駅へ。

9:20、本八戸駅に到着。
駅周辺は一方通行が多く、最初は戸惑う。
駅から予約していた『中央ホテル』へ。

薄場皮膚科医院、初診

【以下、2020/05/17追記】

ホテルでチェックインを済ませ、今回の旅の目的地『薄場皮膚科医院』へ向かう。

まず、待合室の半端ない混み具合に圧倒される。人をかき分けながら受付で初診手続きを済ませ、ひたすら待つ。

ようやく名前が呼ばれて診察室兼治療室に入ると、さらに圧倒される。そこは文字通り戦場。診察待ちの患者達が椅子に座って横一列に並び、その傍で治療を受けるミイラがいる。赤ちゃんの鳴き声が響く中、凄い数の看護師達が奮闘する。

その光景に唖然としながら、看護師から細かく問診を受ける。その後、さらに待つ。

ようやく順番が来て、部屋の片隅の診察スペースで診察を受ける。目の前にはいかにも好々爺然 とした風貌の先生が迎える。どことなく指導教授に似ている気がする。全身を一通りチェックしながら、横にいる看護師に指示を出す。

雑談の中で東京からバイクで来たことや(当時)大学院生であることを話すと、ギフト券をくれた。今もそのギフト券はとってある。

診察が終わり、看護師から治療を受ける。治療液で全身が紫色になった上から、何種類もの軟膏を重ね塗りされる。その上にガーゼと包帯でグルグル巻きにされる。最後、治療を受ける前に近所の『内藤呉服店』で購入した上下肌着を着せられて完了。

「うおっ、ミイラ…」

先ほど目を奪われたミイラに変身したのは、夕暮れ時だった。

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