17:55、今宵の焚き火ツーリングの誘いがきた。さすがにビックリした。彼ら二人は家族持ち。しかも10連休の真っ只中。寮生時代から全く変わらない、勢い任せっぷりに笑いが止まらなかった。
目的地は「田代運動公園」(【注】グーグルマップでは「田代運動公園 河川敷」)。ここは入場料無料で予約も不要。とはいえ、焚き火に使う薪はどうするのかリーダーに尋ねたところ、薪は無人販売しているという。
そんな理想郷があるのか…
23:46、野暮用を済ませ、食材を調達して出発。ナビを見ると1時間もかからない。
途中、懐かしの法政大学多摩校舎に立ち寄る。雰囲気が様変わりしており、懐かしさよりも違和感に包まれる。
そもそも当時だって大学1年の体育でしか来たこと無かったが。
0:30、小倉橋の夜景が綺麗なので撮影。相模川の対岸には焚き火も見える。それにしても、直前のヘアピンは奥多摩を彷彿させるものがあった。
川岸には提灯の明かりに照らされた雰囲気の良い店が佇む。
0:54、相模川に沿って南下していくと見事な鯉のぼりを発見。
1:10、田代運動公園に到着。しかし、入り口には鎖がかかっており、とても入れそうにない。看板にはヘリポートとか書かれており、全然ここじゃない。
先着していたリーダーに連絡すると、河川敷に降りられる道があるらしい。「田代運動公園 河川敷」で再検索してると、ゆっくりとタクシーが近づいてくる。後部座席の窓が開き、可愛いお姉ちゃんが声を掛けてきた。
「私も河川敷に向かうんですよ。先導して下さい!」
可愛いは正義。
タクシーを従えて河川敷に向かい、ようやくリーダーと合流。どうやらお姉ちゃんも仲間たちと合流を果たしたらしい。
…残念ながら運命の出会いでは無かった。
程なくしてS氏も到着。川岸に適地を見つけ火をおこす。
暗闇に燃え上がる火を眺めるのは至福の時間。
まずはS氏が持ってきた魚の缶詰を投入。火の勢いが強かったらしく、飛び跳ねた油が顔に直撃して悶絶する。とはいえ、缶詰は美味。
第二弾に豚トロを投入。塩と胡椒のみの味付けだが、堪らなく美味い。薪も二束目を追加購入。
焚き火台の購入欲が高まりS氏にインプレを尋ねると、これは数人で暖を取るにはちょうどいいがバイクで運ぶには若干大きいらしい。そのため一回り小さいMサイズの焚き火台を購入したばかりだという。図らずも、この焚き火台を譲り受けることになる。
…言ってみるもんだ。
4:17、空が白み始める。夜明けの景色はいつも「ガラス越しに消えた夏」を思い出さずにはいられない。
夏ではないのだけれども。
第三弾から牛肉を投入。焼き上がるやいなや喰らう。
鴨も活動を開始した模様。スマホのデジタル望遠ではこれが限界。
リーダーご乱心。
さらに三束目の薪を追加購入。まだ二束目がこんなに残っているというのに…
すっかり日が昇っている中、ひたすら薪をくべる。地球環境に申し訳ない気持ちでいっぱい。
どうにか薪を消費し尽くす。改めてキャンプ場を眺めると、こんなにも賑わっていたことに驚く。
ちなみにトイレは河川敷を登り、来た道を少し戻ると道沿い左手にある。ウォシュレット付きの綺麗なトイレでありがたい。
8:15、お開き。荷造り途中でS氏から大阪土産を頂く。これはバイク版オートクルーズで、仕組みは簡単だが便利そうな代物。
この後、リーダーは娘さんの誕生日を祝うため帰路へ。
…なんてタフな。
コメント