グーグルマップで日野市の散歩道を探していたら、偶然飛び込んできた「パンツの穴坂」。
その名前にかすかな記憶があったので検索してみると、かつて菊池桃子が出てた映画『パンツの穴』のロケで使われたのが由来らしい。
住民的にありなんだろうか…と思いつつ、ダイエットも兼ねて向かう。
「南平駅」前の看板群。
昭和な感じが堪らない。裏返しでひっくり返っている看板の謎もいい。
哀愁が漂う佇まいに惹かれる。
スマホで電車を撮ると斜めになるのが面白い。
南平二丁目の交差点で「北野街道」に出る。
交差点前にあった「イゲタヤ南平店」が潰れていた。
グーグルマップを見ると2020年11月頃には閉店作業をしていたようだ。そして「イケダヤ」ではなく「イゲタヤ」だったことに今さら気づく。
店構えが印象的なラーメン店『えびすや』。
八王子ラーメンとカレーがセットで有名だと、最近知ったばかりだ。気になる。
北野街道沿いの見事な桜。脇に小さなトンネルがあるのもいい。
トンネルの側壁にある螺旋階段も良い味を出している。
「高幡橋南」交差点を右に折れる。歩道が狭い上り坂を歩く。
蔦が広がる民家の壁面に立ち止まる。
横道に逸れ、崖下を見渡す。
所々にアルファベットが記された壁。グーグルマップが無い時代は便利な道しるべだったに違いない。
「パンツの穴坂」に到着。
遠くの景色まで見通すことができる直線の坂道で、その味わいはロケ地に使われたのも頷ける。前方には明星大学(?)の建物がそびえる。撮影当時には無かったかもしれないが。
住所図によると「パンツの穴坂」は「幹I-5号線」というらしい。
「パンツの穴坂」でいい。
登ってきた高幡方面の道を振り返ると、こちらの景色もなかなか良い。
坂を降りきった交差点角に立つ民家の壁面にも惹かれる。
別の民家の前にあった強い主張の出入口。フォントが良い味を出している。
「御山の松公園」にて休憩。
「おっさん」ではなく「おつさん」だったので安心して休む。グーグルマップを眺めながら、次の目的地を「多摩丘陵自然公園」に設定する。
殺気を覚えて見上げると、ピーポーくんがこちらを見下ろしている。
「多摩丘陵自然公園」の入口に到着。
これは危険過ぎではなかろうか?
高幡不動駅すぐそばに、隠れ家のような自然公園があるとは知らなかった。
至る所にお地蔵さんがおり、「八十八ヶ所巡礼」ができるらしい。手を合わせて巡っている人もいる。
草むらの途切れから高幡の町並みを見下ろす。
休憩所だろうか。まるで秘密基地。
無骨な椅子の佇まいが良い。
これも椅子だろうか?
途中で迷子になりかけたが、どうにか見慣れた光景に辿り着く。
考えてみたら今年は初詣に来なかったので、今年初の高幡不動尊だと気づく。
ようやく下界に降りる。
数年前に住んでいたアパートはもう無いという情報があり、気になったので寄り道がてら向かう。坂道の途中にその姿を発見し、誤報だと知る。
あまりに体力を消耗したため、歩いて帰るのは無理と判断。「高幡不動駅」から電車で帰路で帰る。
12.4kmも歩いた上に、今回の目的は十分に果たせたので満足。
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