2020年、元旦ツーリングに行ってきた

結局、風邪を引きずったまま新年を迎えた。

31日の夕方、「高尾山から初日の出」という魅惑的な誘いをO氏から受ける。しかし、この体調で登山はさすがに厳しく、苦渋の思いで断わるしかなかった。

とはいえ、何もしないのでは勿体ない。そこで、かつて果たせなかった、赤レンガ倉庫から初日の出を見ようと2006年のリベンジを思い立つ。横浜の日の出時間を調べると6:50。5:00に出発すれば良いだろうと布団に入る。

5:30に起きた時点で、赤レンガ倉庫からの初日の出は諦めた。

それでも何とか体調は持ちそうだったので、身支度をして久しぶりの横浜を目指す。

5:56、陣内大蔵「心の扉」をテーマソングに横浜に向けて出発。最近よくお世話になっている国道16号バイパスを南下。

途中で飲み物を調達しようとコンビニを探すが、意外と見つからず。

6:30、「セブンイレブン相模原鹿沼台南店」で小休憩を入れた後、ひたすら道なりに南下する。

16号から八王子街道に入る直前、ググル先生の近道誘導で時間を多少ロスしたのはご愛嬌。

7:11、初日の出を八王子街道から拝む。

太陽が直に視界に入り始めたので、気をつけながら走る。1号へ左折して間もなく「すずかけ通り」への右折に失敗。

赤レンガ倉庫の駐輪場直前の交差点、信号待ちで何台ものバイクとすれ違う。恐らく彼らは初日の出を堪能した後、何処かへ向かうのだろう。

7:50、赤レンガ倉庫に到着。倉庫そばの「横浜赤レンガパーク内駐輪場」にバイクを停める。昔から無料なのが本当にありがたい。

ちなみに上記リンク先の地図だと、赤レンガ倉庫敷地内ど真ん中に誘導されてしまう。「横浜赤レンガパーク自転車置き場」を目指せば辿り着く。

すっかり太陽が昇っている上に雲も多い。遥か水平線から太陽が静かに顔を出す、思い描いていた光景と全く違う景色が広がる。

2020年、本当にどうもありがとうございました。

久しぶりに赤レンガ倉庫にバイクで来た喜びに浮かれつつ、写真撮影を楽しむ。

この時間は人もまばらだ。

何やら巨大な鉄塔。

TBSやGOALの文字が見える。部屋に戻ってから検索すると、「SASUKE2019大晦日」のファイナルステージだったらしい。

赤レンガ倉庫の壁に丸い跡を見つけた。ツイッターに流したところ親切な方が情報を提供してくれた。

今回の目的の一つ、赤レンガ倉庫の隣りにある「MARINE & WALK」。右回りに散策。

「MARINE&WALK」の裏手にあった「ララ物資」記念碑。

1946年11月30日、ララ物資を積んだハワード・スタンドベリー号がここに到着した。

戦後、荒廃した日本に米国を中心とした慈善団体が救援物資を送ってくれた。そこには日系人、浅野七之助氏の尽力があった。このララ物資が戦後の学校給食を支えたという(『ララってなあに? 日本を助けたおくりもの』)。

…今、その学校給食が大変なことになっているようだが。

…ロシア革命?

異国情緒漂う雰囲気がなかなか良い。

人気のない中を写真を撮りながら、気ままに歩く贅沢な時間。

キッズサイズの「天使の羽」を発見。タイプライターとの不思議な組み合わせ。

階段も洒落ていた。

なかなか洒落た車体だ。

バイクも発見。

目指してた「天使の羽」を発見。なかなかデカい。

目的を達成したので、次の目的地へ向かう。

9:15、「一蘭 横浜桜木町店」に到着。

ここは初めて一蘭のラーメンを食べた思い出の店。店の場所が若干変わっている気がする。

かつて新宿歌舞伎町に、一蘭のスタイルと瓜二つのラーメン屋があった。一蘭を知る前にその店に入り、個室スタイルと美味しくなかった記憶がセットで残っていた。

この一蘭に入った時、「やってしまった…」と後悔したのを覚えている。てっきり新宿のラーメン屋のチェーン店と思い込んだ。しかし、食券も買った後だったので、ため息交じりに席に座った。

諦め混じりに食べただけに、その美味しさから受けた衝撃は半端なかった。

それ以来すっかりハマってしまい、当時は深夜に「一蘭 アトレ上野山下口店」へ頻繁に通った。かつて衝動的に向かった西日本ツーリングも、福岡で一蘭の味を確認することを目的の一つにしたほどだ。

新宿で食べたラーメン屋が全く別の店だったことを後に知った。

その当時の衝撃を思い出しながら、2020年最初の一杯を味わう。

すべてのミッションを終え、16号を北上。

信号待ちで隣にバイク乗りが並ぶ。エンジンで両手を温める姿を見て、初めて手がかじかむほど寒いことに気づく。道中、全くと言って良いほど寒さを感じさせることが無かった、ハンドルカバーの実力恐るべし。

色々と満足した帰り道、これまたレトロな車を発見。通り過ぎた道を引き返し、しばし撮影。

リベンジは果たせなかったが、写欲が満たされた新年の幕開けとなった。

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