すったもんだの年越し

大晦日の朝、勾玉と忍に起こされる。

猫部屋の入口には手作りペットゲートを設けているが、いともたやすくゲートを乗り越え、しかも襖を開けて勾玉はやって来る。そして忍がその後ろを追ってやって来る。猫たちに起こされる朝も悪くないのだが、最近は勾玉だけでなく忍の粗相も酷いので気配を感じたら寝ているわけにはいかない。

朝っぱらから頂き物の毛ガニを喰らう。

一本ずつ足をもぎ取って食用ハサミで足の殻を割り、引き締まった毛ガニの身を頬張る。するりと身が剥けた時は気持ちが良い。

次は胴体だが、毛ガニの甲羅は簡単に開く(「毛ガニの食べ方(むき方・さばき方) 」)。それをすっかり忘れてハサミで強引に割り、あらわになった濃厚なカニ味噌を味わう。

カニ味噌を堪能した後、最後に胴体の身に取り掛かる。もぎ取った足の付け根にハサミを入れ、付け根に蓄えられた身を引き出して口に運ぶ。

毛ガニ一杯を一人で喰らう贅沢に酔いしれる。

腹ごなしに2021年最後の散歩。

小さな玉雪が静かに降りてくる中、いつもの散歩道に向かう。散歩道を歩くのは問題無かったが、途中で寄ったスーパーでやや焦燥感に駆られる。スーパーを出て再び散歩道を歩き始めると気分も落ち着く。気持ちの持ちようでもあるのだろうが、マスクの息苦しさにも引っ張られている気がする。

15:00すぎ、アマゾンで注文していたコタツが届く。

大晦日でも荷物が届くのは確かにありがたいが、その一方で大晦日にも荷物が配送される利便性に複雑な気持ちにもなる。そんなことを考えながらコタツを組み立てる。2016年にも購入した山善(YAMAZEN)のコタツだが、作りがかなり簡素化されている。

足の壊れたコタツが二代目猫用コタツに就任する(立て掛けてあるのは退役となる初代猫用コタツ)。

足が一本壊れているとはいえ普通に使う分には全く問題ない。初代猫用コタツは壊れたヒーターを取り外し、代わりに電気カーペットを敷いていた。この電気カーペットは6時間経つと自動でスイッチが切れる仕様のため非常に不便だった。これからは連続運転が可能となるので猫たちにとっても朗報だろう。

さっそく使い心地を確かめる二匹。

2021年の大晦日、YouTubeで見つけたBTSの「Euphoria」にハマる。

2021年も残り1時間になったところで年越しうどんを喰らう。

年越しうどんを食べながら「ゲーム機大戦 【第1次~第10次】総集編 まとめ動画」を観る。

毒舌混じりの解説が非常に面白い上に、覚えているゲーム機がいくつも登場して懐かしい。その中の一つが「ぴゅう太」だ。小学6年の頃にパソコンに憧れて「ぴゅう太」をお願いしたところ、どうせ買うなら本格的にやれと「FM-7」を買い与えてくれた父親は先見の明があったと思う。

そのおかげで今があるのか、そのせいで今に至るのかは、今もなお不明のままである。

新年まで30分を切った頃、コタツ布団に忍がやらかす。

急いでコタツ布団を剥ぎ取り、熱湯でオシッコを洗い流してからベランダに干す。

そうこうしているうちにコタツ布団のないコタツで新年を迎える。

新年早々、今度は勾玉の洗礼を浴びる。

一体どうしたものやら…

先ほどベランダに干したコタツ布団が凍っていたので取り込む。

一息つこうとお茶を温めようとしたら、電子レンジから異音が聞こえる。

マグカップを取り出してもう一度電子レンジをつけてみると、異音とともに見たこともない光を放っている。身の危険を感じたので「とりけし」ボタンを押し、電子レンジのコンセントを外す。1999年製の電子レンジなので十分に役割を果たしたが、まさか元日にその役目を終えるとは思わなかった。

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