子どもや孫と踊る一人の老人。着ているシャツには「生存者」の文字。老人の踊りだって、なかなかどうして。
一見すると何の変哲も無い微笑ましいこの動画、ちょっとした論争を引き起こしているらしい。
A YouTube clip depicting five people dancing to the tune of Gloria Gaynor’s song “I will survive” in front of Nazi concentration camp Auschwitz has resurfaced at the center of a trans-Atlantic controversy.
Jewish artist defends YouTube video ‘Dancing Auschwitz’(2010/07/10 HAARETZ)
というのも、踊っている場所はアウシュビッツ、そして老人はここを生き延びたユダヤ人。この作品を制作したのは芸術家である娘。無礼だとかホロコーストを自分の名声のために利用してるとか、他の生存者たちは彼女を批判しているらしい。
だが、それに対する老人のコメントが、これまた見事。
ワシらは踊っているんじゃ。躍らにゃならんのさ。祝っているんじゃよ生きていることを、そして後に続く世代を。
A ‘fresh’ take on the Holocaust (2009/12/01 Australian Jewish News)
生き延びたからこそ、忌まわしき場所でもこうして踊ることができる。その喜びを踊りで表現する老人、そのステップは生命に満ち溢れている。
その他:
人間の安全保障決議採択 国連総会、日本が提案 (2010/07/17 産経新聞)
何気に日本が力を入れてきたこと。この概念が何を変えていくのか注目。
漫画家の佃公彦さん死去 「ほのぼの君」で人気(2010/07/17 共同)
子どもの頃よく見てました。ご冥福を。
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