押し入れから懐かしい本を探し出す

昼前に起き、西友「みなさまのお墨付き」ブランドの「チリコンカン」に玉子焼きをのせて食らう。ひよこ豆の食感がいい。程よい酸味も悪くない。挽肉を加えると、より美味しくなりそうだ。

買い物がてら散歩。また住宅街の空き地を徘徊するサギに出くわす。辿り着いたワークマンにお目当ての商品は無かった。

調子は良い。

バイクでひとっ走りして別のワークマンに向かう。探していた「ブロックフリースハイネック」を見つけ、赤と青を購入。このフリースは軽くて温かく、首周りの風も防いでくれる。愛用していたグレーと合わせて3着体制で冬を乗り切る。

衣替えで出しっぱなしだった衣装ケースを片付けるついでに押し入れを物色する。探していた国語辞典は見つからなかったが、別に探していた本を発掘する。

一冊は、ジョン・ダワー『人種偏見―太平洋戦争に見る日米摩擦の底流』。これは学部時代のゼミで課題図書だった。勿体ないことに、当時は人種偏見というテーマにあまり興味が湧かなかった。数年前に日本近代史を振り返った際、数十年の時を経てこの本をまた読みたくなった。

ジョン・ダワー『人種偏見』p.115

懐かしい気持ちでページをめくる。鏡に映る細目の日本人を見つめる猿のイラストは覚えている。

ジョン・ダワー『人種偏見』p.207

不敵な笑みを浮かべて裸の女性を担ぐ日本兵のイラストも焼き付いている。背後には吊るされた死体と銃剣で突き刺す場面も描かれていることに、この記事を書いていて初めて気づいた。

”THIS IS THE ENEMY”の言葉が重い。

もう一冊は、本多勝一『日本語の作文技術』。これも学部時代に読んで物凄く面白かった記憶がある。ブログを書こうとしても文章がまとまらずに放置していたので、もう一度読みたくなった。

ただ、技術論ばかりにすがりつく悪い癖が出ている気もするが。

夜散歩。寒さは厳しくない。いつもと違う散歩道を歩く。来るたびに景色が変わっている。そう遠くない先に消えゆく木々を見上げる。

調子は良い。

コメント

タイトルとURLをコピーしました