ビンラディン容疑者、暗殺

「正義は遂行された(Justice has been done.)」とオバマ大統領は言うが、いったい誰のためのどんな正義が遂行されたというのか?演説の後半部分に出てきたこの台詞に、大きな違和感を覚えずにはいられなかった。

オバマ大統領の言う正義は結局、アメリカの正義に過ぎない。アメリカにも正義があるように、ビンラディン容疑者にも彼なりの正義があっただろう。見方を変えれば、正義と正義のぶつかり合いの中、アメリカが力で勝ったに過ぎない。

とはいえ、テロは一般市民を標的にした犯罪であり、犯罪者は法廷で裁かれなければならない。このデュー・プロセス・オブ・ローこそが法治国家で行われる正義の遂行ではないのか?

ビンラディン容疑者を法廷で裁く過程で容疑者の開放を要求するテロが増大する危険があるため、逮捕せずに殺害したのは正しい判断だという見方もあろう。確かに、テロの増大という危険もあることは否定できない。だからといって、容疑者を裁判にかけることなく殺害することが正義の遂行だとはとても思えない。

正義の遂行というのなら、ルールに基づいて彼を裁くべきだった。

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ぼちぼち生きてます。

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